弊社は昭和60年創業の婦人服縫製工場です。現在も大手アパレルメーカーからの受注を受け、年間5万着を生産しております。
弊社のモットーは「地域貢献」です。縫製業を通じて地域に貢献できることはないかと模索していたところ、平成9年に秋田公立美術工芸短期大学から衣服の共同開発のお話をいただき、研究を開始しました。
「夜間の交通事故を衣服により予防したい」という大学側からの要望を受け、反射材を組み込んだ新しい衣服の研究に取り組みました。「お洒落で、着易くて、しかも安全」をコンセプトとし、試行錯誤を重ねた結果誕生したのが「カシミヤピカットコート」です。反射材をデザインの一部として組み込むことにより、従来の交通安全服とは一線を隠したファッション性を重視した製品に仕上がりました。この製品は、1999年度グッドデザイン賞を受賞することが出来ました。
反射材は、高原に対して真っ直ぐに光を反射させます。つまり車のヘッドライトが当たった場合、繰るまい対して光を反射させるわけです。ドライバーからの視認性は格段に向上します。また、ストロボ撮影したり、スポットライトが当たると、アピール効果も抜群です。
現在反射材には様々な色を用いることが出来ます。勿論、赤い反射材は赤く、青い反射材は青く反射します。反射テープを生地に挟み込む、反射材を生地に織り込む、反射材を転写プリントする等、応用範囲も格段に広がっています。これからも反射材を様々な用途に生かし、新しい反射材の可能性を探っていきたいと考えます。
「反射材は、こんなに面白い」ということを実感していただき、「オンリーワンの製品作り」を追求していく弊社をよろしくお願いします。

株式会社ほうこう
代表取締役　猿田吉文

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